現代人はストレスとは切っても切り離せない生活をしていると思います。
自分ではそんなに感じなくても体のどこかに黄色信号が灯るようです。
私の場合の黄色信号はお腹に灯りました。
胃が痛くなったりお腹が痛くなったり、膨満感におそわれたりすることが続きました。
でも時間になるとお腹が減るので、病気なのかなんなのか不思議でした。
かかりつけの内科に診てもらって、問診や触診だけでは先生も判断しようがない様子でした。
胃カメラをしてみようと言うことになり、数日後にピロリ菌の検査もかねて胃カメラをしました。
胃カメラの結果は異状なしで、これだけ色々症状があるのにどこか他が悪いのかとも思ってしまうほど手ごたえのない結果だったのです。
そこで軽い胃薬と整腸剤だけもらって、今度は婦人科へも行ってみました。
婦人科でも異常なしということで、再度内科に相談することにしました。
そこで先生から提案という形で精神安定剤を飲んでみたらと言われました。
精神安定剤と聞くだけで、まさか自分がそんな薬を飲むなんてと一瞬驚きました。
うつ病とか不眠症の治療で使うイメージがあったし、自分の体調不良と場所も違うと思ったのです。
先生の説明によると、そのリーゼという薬は軽い安定剤で不安や緊張を和らげ気持ちを落ち着かせる薬です。
先生の診断によると私の普段の生活状況や性格から、ストレスが原因ではないかと言うことだったのです。
胃がきりきり傷んだり、お腹が痛くなったりして気分が悪くなった時は、胃腸の薬よりむしろこちらの方が効くのだと言われました。
リーゼの副作用もほとんどなく安全性が高いので、心配することはないとのことです。
試しに10錠だけ出すので、頓服代わりに辛い時に飲めばいいと説明されました。
最初はリーゼを飲むことに抵抗があったのですが、一度外出先でお腹が痛くなった時にリーゼを1錠飲みました。
そうすると本当にしばらくすると痛みが引いたのです。
特別気分が軽くなるほどの変化はなかったのですが、痛みがなくなったことでとても楽になりました。
緊張を取ることで、けいれん性の痛みも取れるのだと思います。
それ以来たまに起こる体調不良の時にはリーゼを処方してもらっています。
かかりつけ医で自分のことを理解してくれているからこその判断で、本当に良かったと思います。
(東京 I・Iさん)