わたしは以前、会社で泣いてしまうようなことがあり、あまりに調子が悪いので心療内科にかかったことがあります。
その際にうつ病対策の抗鬱剤は使いたくないと医者に言ったらセルシンという頓服の精神安定剤を出してくれました。
抗鬱剤は効き目が出るのに時間がかかったり、飲み始めると辞めるのに時間がかかるからです。
セルシンは一日4回まで飲んでいいと言ってくれました。
普段は会社に行っているくらいなのでそこまで重症ではなかったので頓服ぐらいがちょうどよいのかなあと思いました。
それでも辛かったら飲むというのは気を付けないと回数が増えてしまうので、セルシンに頼り過ぎないにしました。
実際には泣きそうになったらセルシンを飲むようにしました。
もしくは泣いてしまったらすぐにセルシンを飲むようにしました。
そうするとすぐに涙はぴたりと止まりました。
どういう効能なのかはわかりませんが、頭では納得いかない部分が残っているものの、感情的には落ち着いてくるのです。
セルシンは驚くほど即効性のある薬でした。
これで仕事中に泣くのはなんとか防ぐことができました。
また、朝どうしても会社に行きたくないときに、朝家を出る前にセルシンを飲みました。
そうすると、朝のものすごい空虚感がすくわれて何も考えずに会社に行くことができるようになりました。
それ以外はできるだけセルシンを飲まないようにしました。
セルシンをたくさん飲んで手放せなくなるのが怖かったからです。
その会社を辞めてからはもうセルシンを飲んではいません。
セルシンはどうしても辛い時に一時的に頼るのにはよい薬だと思います。
(大阪府 きぬこさん)